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Cuba旅行記 2017/4/26(7日目)

◆Cuba旅行記 2017/4/26(7日目)
 
この日も引き続き大変なことが待っていました。
話題が絶えません(w
この日は来週から移動する都市、Santiago de Cubaへ行く高速バスのチケットを取りに行きました。
高速バスのチケットと言っても郊外にあり、そこに行くまで節約のため市民バス(5円くらい。安い!)に初めて乗り現地人気分に。
そこから20分ほど歩いてようやくチケットセンター、Viazulに到着です。
そこでは3つ程しかないカウンターに行列が待ち受ける!
約40分ほどしてようやくカウンターに。
「パスポート出してください」
・・・?!パスポートいるの?国内移動だよ?持ってきてない!なんてこった!
そこでコピーをメモ帳に張り付けていた事を思い出し、とっさに対応!コピーでも問題ないとの事で無事チケットが買えました!
ひとつ心配だったのは、現地サンチアゴデクーバまで15時間以上掛かるとの事。飛行機なら日本に帰れそうな時間です(苦笑)
このおかげで行くかどうかものすごく悩みましたが、今回見過ごしたら次回は絶対行かないだろうと思い決断しました。
 
さて、大変だったのはこっから。
このチケット売り場から家まで歩いて1時間強だから、散歩がてら歩いて帰ろうと。天気も最高だし、途中先生が土曜日コンサートをやるTeatro National(国立劇場)でもチケットを買うし!と。
水を買ってテクテク歩いて30分。テアトロでチケットを買い、残り半分の道も歩く。
しかし歩いているうちにペースが落ちて、疲れを感じてきた。結局家まで40分以上は掛ったかも。
家に着くと極度の疲労感、そして頭痛、のちに吐き気がして吐いてしまった。
そう、炎天下のハバナを1時間半も歩いて、いわゆる熱中症に掛かってしまったのだと思います。
もう何も食べたくないし、水を飲んでも戻してしまいます。
でも今日からパーカッションのレッスンを受ける事になっていたのだ。
ヘロヘロになりながら歩く事30分。Havana vieja(旧市街)のほぼ中心地に位置するパーカッショニストEl Panga氏の家に着いた時は約束の時間より10分以上遅かった。
遅いぞーと言いながら笑顔で迎えてくれたパンガ氏。
ドラムの師匠ルイ大先生の紹介で、あのブエナヴィスタ・ソシアルクラブでも以前は演奏をしていて、コンクールなどがあると審査員も務めるここキューバで大御所のパーカッショニスト!
まずはリラックスだ、汗だくだろ、ゆっくり休め、焦りや気負いは何もいいものを生まない、と冷えた水や扇風機を回してくれる超気さくなパンガ先生。
この時点ですっかりパンガファンなのだが(w)、調子が悪かったと伝えるとなんと「おかゆ」を作ってくれた。
ここキューバではお腹の調子が悪い時はこれが一番なんだ、というパンガ氏。なんていい人だ!
 
30~40分ほど休ませていただいたのち、まずはトゥンバドーラ(コンガ)が習いたいと伝え、レッスン開始。
内容はとてもアカデミックかつ音色重視。一から基礎練習の方法を教えてもらいつつ音色チェック。
今まで自分が叩いていた他の国のコンガ類(パンロゴ,アタバキ)と違うところは、キューバでは左手のヒールトゥを使う。これが今日世界で標準とされコンガと言えばヒールトゥかたという感じだが、自分にとってはほぼ未経験。
レッスンを受けてみて一番の驚きがあったところは、ヒールトゥではなく、「ベーストゥ」という解釈の方が
しっくりきた事。
一応ヒールトゥの練習はしていたけど、まさかベーストゥとは!
「ベース音が大事だから、ベースの音を聴かせてくれ」と何度も言うパンガ氏。
練習の中心は、皆が憧れるスラップでもオープンでもなく、まさかのベース!ベースが大事なんだよとは仲間からは聞いてはいたけど、まさかヒールが完全にベースだなんて!どの教則本にもヒールトゥって書いてまんがな(苦笑)!
でもこれでここキューバ人がなんの音をよりどころとしているか分かった気がします。
確かにダンスのステップも1,3拍がよりどころだし、コンサートでもお客さんの手拍子はクラーベか、なんとまさかの1,3拍!日本と一緒やん(捉え方が違うとしてもね)!
大満足のレッスンが終了しました。
レッスン後、面白いものを見せるぞとパンガ先生。なんと日本のお線香を出してきました。
彼にとってはお香と同じ。リラックスして演奏でき、集中できると超リコメンド。限りないリラックス思考です。
後はカレーのレトルトを出してきました(w)。日本にも何度か演奏で来たことのあるパンガ先生。レッスンのカウントもイチ・ニー・サン・シー。シータイムがとても大事だと言っていました。ミギ、ヒダリ!と極力日本語で説明してくれるパンガ先生。とてもとても良い方です!そして何より超オチャメ!もしキューバにパーカスを習いに行きたいという方がいればオススメします♪
 
この日はまだまだ吐き通け夕ご飯も受けうけず、夜観に行くはずだったLiveもキャンセルし、23時には寝ることにしました。
 
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