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+2mm上を叩く気持ちで

久々にレッスンで良い言葉が浮かび、生徒さんの上達に還元できたので書きます(^-^)
 
どうしても音が潰れてしまったり(痛い音とか)、早くタム移動が叩けなかったりとか、そういう悩みを持っている人は沢山いると思います。
僕も手を変え品を変え、色々な表現でうまく叩ける方法を伝えているのですが、今回のは結構大人数にハマりました♪
 
どうも見てると打面の下1~2cm辺りを叩いているように見える人が多いんですよね(僕の主観ですが)。
僕はというと打面上2mmくらいを叩くイメージで叩いてるなと。
大げさに言うと打面まで届かず空振りしてしまうイメージですね、上2mmですから。
で、ギリギリ届いちゃった位だと良い音がするんです。厳密に言うとスティックが打面に触れている時間が短いので叩いた時の皮の振動のジャマをしないのでキレイになってくれるんですよね。
逆に下1~2cmはと言うと、イメージしていただけている通り、ハイスピードカメラで見たとすると打面に触れている時間が長いんですね。そうなると「ブブブブ」と押しつけている時間が長くなるので、結果ミュート(音量が下がる)してしまったり、言葉でいうと濁点が付くサウンドになるんですよね。「こんにちは!」が、「ゴンニジバ!」になる感じですね。とても耳障りです。
そして押さえつけているので疲れるし、ましてや高速で叩くのはかなり大変です。
 
これも良く言う例えなのですが、ビギナーの人は皆下向きに叩いているように見えるんです。
いや、正確に言うと僕は「叩く」という言葉自体あまり好まなくて。
「叩く」という言葉のイメージはベクトル(向き)が下向きのみのイメージが僕にはありますが、皆さんいかがですか?
でも音楽というのは恒久的にリズムを演奏し続けるわけですから、ベクトルは「↓と↑」の両方があって初めて連続運動が成り立つわけです。
なので僕は「弾ませる」という表現をよくします。「弾ませる」は上のイメージですから。
 
この辺り、「上向きのイメージ」という事を意識するだけでかなり良くなります。
・疲れにくい
・最大速度が早くなる
・音がクリアになる
これだけのメリットがあると思います(^-^)
 
ドラムのみならず、楽器の演奏はコツだと思います。超高速で叩ける人が筋肉ムキムキって事はないのは、コツがあるって事ですよね。
そして運動神経には個人差がありますが、ネコとライオンほどの差はないわけですから(w)、そう考えるとコツを掴む,考えるという事がとても上達の近道だと思います。
もちろん掴むまでの努力や時間、失敗して筋肉痛になったりケガしたり(経験者は語る(w))は付きものですが、ガムシャラに練習するのではなく、効率良く上達する方法を考える事が最大のポイントと言えます。
 
今回はこの「+2mm上を叩く気持ち」、上向きのベクトルのイメージ、これがひとつの上達のキーワードとして皆さんの心に届いて上達の手助けになれば幸いです♪
Keep on Druming! Keep on Music!
それでは!
 
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